私は今日に追いつけたのだろうか

ヒキニートからあがいた結果、自営業と副業とアフィリエイトで食えるようになった人のブログ。

日本でマイクロブタは飼えるか?英国販売のブリーダーから輸入するには

f:id:syufufukugyou:20170922052557j:plain マイクロブタ(マイクロピッグ)はミニブタよりも小さいブタとして話題となっている。成長しても50cmほどの大きさでとてもかわいらしく、ペットとしても飼いやすいのだとか。

かつて欧米でミニブタが人気のペットとしてブームになったが、ミニブタは成長すると1メートル前後にまで大きくなる個体もあるため、飼いきれない人の飼育放棄が相次いだという。そんな折、あるブリーダーがミニブタより遥かに小さいブタの繁殖・定着に成功。それがいつしかマイクロピッグと呼ばれるようになったというのが通説だ。

マイクロブタは現在主にイギリスで流通し、ペットとして人気を博しているようだが、日本でも徐々に認知されてきており、是非飼いたいという日本人が増えてきているという。しかしながら日本ではまだペットショップで買えるような一般的な動物ではない。はたしてどこで手に入れることができるのだろうか?

今回のブログでは日本でマイクロブタを飼うことについて詳しく調べてみた。

micropig3
30cm Pot Bellied Pig
商品番号 0958
価格:14,000円
送料無料

マイクロブタの詳細

マイクロブタの大きさ

マイクロブタは成体で体長30~50cm、体重15~30kgほどのサイズとされる。
ミニブタの成体は体長は50cm~100cm、体重40~60kgほど。(より大きくなる個体も)

マイクロブタの値段

マイクロブタのイギリスでの販売価格はおよそ3~10万円程度。

マイクロブタの餌

餌は市販のミニブタフードや野菜・果物など。餌代は月5000円程度が一般的。

マイクロブタの寿命

寿命は比較的長く、個体差もあるが15年ほど生きると言われている。

マイクロブタは懐くか

適切に接すればちゃんと懐き、甘えたりなどの行動もとる。

マイクロブタのしつけ

知能が高く、トイレや簡単な芸を覚えることも可能。

マイクロブタの臭い

手入れをちゃんとしていればほぼ臭わない。豚は基本的に綺麗好きな動物でもある。

マイクロブタの抜け毛

豚は体毛が少なく、毛質も人毛と似ているためアレルギーを起こしにくい。

マイクロブタの鳴き声

通常時の鳴き声はあまり大きくなく、集合住宅でも比較的飼いやすい。

マイクロブタの主なデメリット

センシティブ

豚はストレスにはあまり強くなく、わりとセンシティブな動物である。また、頭は良いが、良すぎるきらいもある。冷蔵庫を勝手に開けたりゴミ箱から食べられるものを引っ張り出したりする。序列やテリトリー意識が強くしつけを誤ると攻撃的になることも。時にはパニックを起こして暴れたりするが、大きい個体は力も結構強いので注意。

寂しがり

ブタは本来群れで生活する動物。そのため1頭飼いや飼い主が留守がちなど、仲間のいない環境で飼うにはブタにとってかなりのストレスになる。ストレスがたまると部屋を荒らしたり、悪くすると胃潰瘍などの病気を発症することもある。マイクロブタも2頭もしくはそれ以上で飼うことが推奨されている。

穴掘りの習性

ブタには鼻掘りという鼻で土を掘り返す本能的な習性があるため、飼う際には鼻堀り用のスペースが必要である。ベランダの一角に玉砂利を敷くなど簡易的なスペースでも代用は可能だが、できれば庭を持っているほうがいい。マイクロブタのブリーダーは広い庭を持っているオーナーでなければ売らないという人もいるくらいだ。

病気のとき

ブタは比較的丈夫な動物と言われるが、それでも病気になる時はある。一般的な動物病院ではブタを診てくれる所はかなり少ない。病気になってから調べてみたら、診てくれる病院が何時間も離れた所しかなかったという状況も考えられる。またミニブタならまだしも、マイクロブタを診てくれる病院があるかどうか。

micropig2
30cm Pot Bellied Pig
商品番号 0954
価格:21,060円
送料無料

日本でマイクロブタを飼うには

f:id:syufufukugyou:20170922050637j:plainさてこのマイクロブタ、散々調べたが今のところ日本には未上陸の模様。販売しているペットショップは皆無で、ブリーダーや里親も日本にはいない。牧場や動物園にすらいないため、恐らく現在日本で暮らしている個体はいないのではないだろうか。

日本でマイクロブタを飼うルートは2つ。個人で輸入するか、輸入代行業者に頼むかだ。

個人で輸入する場合

まず考えられるのが直接イギリスに行きマイクロブタを購入し、日本に輸入するという方法だ。ブタは偶蹄類(ぐうているい)という種類に分類される動物で、一応法律的にも輸入が可能な動物となっている。しかし検疫が必須となるため、それに伴う諸処の手続きが必要となる。

輸入動物の検査手続(家畜伝染病予防法):動物検疫所

まず輸入にあたっては、輸出国(この場合はイギリス)の政府機関(日本の動物検疫所に相当する機関)が行う検査に合格した証拠となる証明書、つまり「輸出国政府機関発行の検査証明」の添付がなければ輸入してはならないとされている。更に、現地の輸出における資料も提出しなければならない。

また輸出に先立ち、到着予定日の120 ~90日前までに「動物の輸入に関する届出書」を日本の動物検疫所長に届け出なければならない。そして輸入する動物を運んでくる船舶または航空機が入港する2日前までに、「輸入検査申請書」を係留施設を管轄地域の動物検疫所に提出する必要がある。同時に係留検査について家畜防疫官と打ち合わせを行い、「係留検査に係る届出書」「動物管理人についての届出書」「輸入動物の取卸しに係る作業責任者、作業従事者等を明記した作業計画書(動物輸送計画書)」なども併せて提出する。

動物が日本に到着すると、船舶(航空機)内で家畜防疫官による検査が行われ、臨床検査、関税手続などを経て係留施設に動物を輸送し、輸入検査(検疫)に入る。(偶蹄類は15日間)輸入検査では様々な検査が行われるが、この期間内は動物管理人も期間中検査に協力する必要がある。(動物の採血や体温測定など)無事検査を通ると輸入検疫証明書が発行され、都道府県の家畜保健衛生所の管轄のもと、原則3ヶ月の着地検査が行われる。

上記の通り輸入するのは相当な手間がかかるので、マイクロブタの個人での輸入はあまり現実的ではないと言えるだろう。またある程度の期間を要するため、神経質で体の小さいマイクロブタにとってストレスや身体的負担もかなりのものになると思われる。検疫のストレスで輸入した個体が人間不信になったり、下手をすると死んでしまうという可能性もある。そうしたリスクも踏まえておかなければならない。

輸入代行業者に頼む場合

他には動物の輸入代行をやっている業者に頼むという方法がある。我々がペットショップなどでみる珍しい動物はこういった業者が輸入している。日本では入手困難な動物でも、法的に輸入が可能な動物であれば輸入は可能であるはずだ。

ブタの場合は輸入する際の検疫は必須だが、こういった業者では検疫を代行してくれる所もあるので、面倒はかなり省けるだろう。しかし、かなりの費用がかかることは覚悟しなければならない。また代行を頼んでも検疫自体はやらなければならないので、検疫におけるブタの精神面や体力面の問題がクリアできるわけではない。

しかし、輸入の前に「マイクロブタ」が買えるかどうかが問題だ。どこで買うか、本当に大きくならないブタを売っている信頼できる所を決めておかなければならない。

英国広告規制局などは「厳密に言えば、ミニブタ、マイクロピッグ、ミニチュアピッグ、ティーカップピッグという種のブタは存在しない」との見解を出している。動物保護サイト「the dodo」によると、(マイクロブタの別名と言われる)ティーカップブタは実際には小柄のポットベリーピッグ(ミニブタ)なのだという。つまりマイクロブタというのは今のところただの通称にすぎないということだろう。

Why You Need To Be Really Sure Before Getting A 'Teacup' Pig - The Dodo

極小サイズのブタのブリーディングを軌道に乗せたとして有名なのがイギリスのLittle Pig Farmという牧場を経営するブリーダーなのだが、まだ繁殖が軌道に乗ってからそれほどの年月は経っていない。ここから売られた個体の多くは成体でも小さいようだが、大人になって大きく成長してしまった個体も中にはいるようである。「マイクロブタ」という品種が完全に固定化されたとは言い切れない状態だ。

現在インターネットやメディアで目にする「本物のマイクロブタと呼ばれるもの」がLittle Pig Farmのものだとすれば、輸入の前にまず購入が簡単ではないと思われる。まずは生産量の問題で、Little Pig Farmはかつて世界中から問い合わせが殺到し、注文の60%以上を断っていたとのこと。現在は生産量が上がっているだろうが、知名度が上がった分需要も上がったはずでありすぐ手に入るかはわからない。またLittle Pig Farmは購入者にペアで購入することや広い庭を持っていることなど、いくつかの条件を設けているようである。

イギリスの中古物販売サイトをみるとGenuine Micro Pigと称されたマイクロブタらしき豚が沢山売られているが、はたしてこれらが本物のマイクロブタなのかどうか。子豚から成長後にどうなるかを見分けるのは素人には難しい。実際、大きくならないブタとして買った個体が実はただのブタの赤ちゃんで、成長したらとんでもなく巨大化してしまったという、悪質なブリーダーによる事件も起きている。

最後に

いずれにしろ、日本からのマイクロブタの購入は一筋縄ではいかなそうだ。

買付・費用・検疫・着地検査など、乗り越えなければならない問題は多く、今のところ個人で購入するにはコストがかかりすぎると言わざるを得ない。今は我慢して、日本で安定的に販売・流通するまで待ったほうがいいだろう。

先の話にはなるが、いずれマイクロブタサイズのペットが登場するのではないかと思う。まだ実験段階だが、中国では遺伝子操作によって最大約14キロまでにしかならないブタを開発中だという。ペット用としてミニブタより更に小さいブタの需要は高く、今後の発展が期待できる。

Gene-edited 'micropigs' to be sold as pets at Chinese institute : Nature News & Comment

現状でどうしても小型のブタが欲しいのであれば、ミニブタの小さい個体を探すのも一つの手だ。ブタは個体差が大きく、大人のミニブタでもマイクロブタのサイズとそこまで変わらない大きさの個体もいる。特に親同士が小さい場合、その子供も小さいサイズになる可能性が高いという。ミニブタであれば国内販売は勿論、ブリーダーや里親も存在する。

micropig1
30cm Mohair Pot Bellied Pig
商品番号 0950
価格:21,060円
送料無料